交通事故にあったら、どうする?
思いがけないときに起こるのが交通事故です。交通事故にあった場合、重篤なケガの場合は当然、救急車で搬送されますが、軽微な事故の場合や車同士の事故で目立ったケガがない場合は「先を急ぐから」「用事があるから」「遠方での事故だから」などの理由で、物損扱いで済ませ、病院には行かない人もいらっしゃいます。全体の2~3割くらいです。
事故の際、警察の方から「念のために受診した方がいいですよ」というアドバイスはあるのですが、そのままにしている人もいます。そして、翌日になって痛くなり、医療機関を受診することになります。病院へ行かずに当院のような接骨院を直接訪れる方もいます。
病院で診察を受けることからスタート
当院では、病院へ行かず直接来院された方には、まずは医師の診断を受けることをおすすめしています。かかりつけの病院がない方は、当院から提携の病院をご紹介します。そして、物損扱いから人身扱いへと切り替え、保険施術が受けられるように手続きをします。
転院について
事故のあと、病院で施術を受けていても、症状がよくならない方が当院にいらっしゃることも少なくありません。整形外科は検査と投薬が中心で、実際、直接利用者さまの身体に触れて症状の改善を診ようとしないことが多いのです。
また、理学療法科やリハビテーション科があったとしても、病院が空いている時間に通うことが難しく、予約もとりづらいことから、当院へ通われる方もいます。当院の院長は、整形外科病院の理学療法科に7年間勤務していましたが、病院での時間的な制約、利便性の悪さを実感していたといいます。
実は、交通事故のあとは初期の施術が大切で、最初の1ヵ月がその効果を分けます。この時期に適切な理学施術を行えば、70%の人は改善が期待できます。そのままにしていると症状が遅延してしまい後遺症が残ります。最初の1ヵ月にその人の症状に合わせた施術を行うことが大切です。当院は一般的な整形外科病院の理学療法科と同じ程度の設備を持っています。
また、接骨院では診断権がないので、病院で診断を受けることが必要です。交通事故の場合は長引くことが多いので、少なくとも3カ月に1度は病院の主治医に経過を報告し、診察を受けるほうが何かと安心です。保険会社の後遺症認定もしやすくなります。保険会社としては、病院と接骨院に同時に通っていても問題はありません。
整骨院と整形外科の違い
メリット
病院 |
- 検査、投薬などの医学的処置ができる
- 手術などの大きな部分ですぐれている
- 診断権がある
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接骨院 |
- 手術後のケアがすぐれ、細かなところまで対応できる
- 特に検査上異常はないのに、痛みがとれないという場合にも対応できる
- お客さまの身体に直接触って施術を行う
- 電気施術、手技、テーピングなどで対処します。
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デメリット
病院 |
- 手術後の細かなケアができにくい
- 時間に制約がある
- 痛みを取り除くのに時間がかかる
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接骨院 |
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施術の流れ
施術時間は?
通常は40~50分程度で完了しますが、会社員の方など、お忙しい方は優先する部分から行い、10~20分で施術できます。
当院は予約制ではないので、ご都合に合わせて施術ができます。担当制を設けていますが、時間のない方には柔軟に対応します。待ち時間がほとんどありません。
服装は?
着替えを用意しています。スーツ、スカート、ジーパンでこられても安心です。
交通事故の症状について
多いのがむち打ちです。
手術したあとの痛みも多く、関節の動きをレントゲンで確認しながら施術を行います。
大きな事故で長く入院された方の場合、入院中は病院内で理学療法を受けて動きが少しは改善しても、退院後はそのままにしていて症状がぶり返すこともあります。
接骨院で引き続き施術を行い、症状を改善させることをおすすめします。
むち打ちの症状
- 首が痛い(じっとしていても痛い 動かすと痛い)
- 眠れない
- 頭痛がする
- 脱力感がある