同心整骨院コラム

2020年9月 1日 火曜日

女性に多いモートン病とは?

 モートン病とは、男性に比べて中年以降の女性に起こりやすい疾患です。
以前は欧米に多い疾患と言われていましたが、外反母趾と同様に、生活の欧米化やこの疾患の認識が広まったことにより、最近では日本でも増加傾向にあります。

 年齢を重ねていくと、徐々に足の変形(偏平足や足の横幅が広くなる開帳足など)を生じてきます。
それに加えて、中腰での作業、つま先立ちの恰好を長時間行う、ランニングやハイヒールをよく履くことによって、足の指に行く神経が圧迫されやすくなります。

 足の指の関節には、隣り合う骨同士を繋いでいる靭帯(深横中足靭帯)があります。
そのすぐ足の裏側を神経が通過するため、この靭帯と地面に圧迫されて生じる神経障害です。

 圧迫される部分の近くには、仮性神経腫といわれる、痛みのある塊ができることもあります。



 症状は、個人差はありますが中指と薬指の間のしびれ、痛み、焼けつくような感じなどの神経症状が出現します。
傷害部位は主に中指と薬指に多いですが、時にはふくらはぎあたりまで痛みが及ぶこともあります。

 原因としては、先程述べたように年齢による足の変形に加えて、つま先立ちする格好を長時間続ける、ランニングをやりすぎる、ハイヒールをよく履く事で起こりやすくなります。

 圧迫による障害と炎症による障害のため、さらに痛みやしびれを悪くします。




 モートン病の診断は比較的難しい疾患です。圧迫された神経の足の指の間に感覚障害があり、隣り合う中足骨の先端の間に痛みのあるこぶのような塊と、それと同じ場所にティネルサイン(神経傷害部をたたくとその先に痛みがひびく)があれば診断はほぼ確定できます。

 また、足の指を背屈(上に曲げる)するか、つま先立ちすると痛みが強くなります。
また、横から全ての指を挟みこむようにすると痛みが強くなることもあります。

 治療としましては、まず原因となる神経への圧迫を減らす工夫をします。
足の指の神経の圧迫をとるようにマッサージを施していきます。この時ふくらはぎや足の裏もほぐします。
もう一つは骨盤や股関節などの骨格的な歪みから、足の軸のズレや足の指の筋力低下なども可能性としては考えられるので、そちらのケアもしていきます。

 それでも症状が改善しない場合は手術療法などもあります。
痛んだ神経を取り除く手術が多いようです。詳しくは整形外科医にご相談下さい。

 大阪市北区にあります同心整骨院では、こういった足の痛みに関する治療も行っております。
提携している病院も紹介できますので、お困りの方は是非一度ご相談下さい。

投稿者 同心整骨院

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