同心整骨院コラム

2016年3月 6日 日曜日

成長痛(オスグッド・シュラッター病)について

 成長痛でその代表的なオスグット・シュラッタ-病とは、10~15歳の成長期の男の子に多く、サッカーやバスケットボールなどジャンプが多いスポーツで起こりやすい症状で、脛骨粗面という膝のお皿のすぐ下にある骨が突出してきて、運動時や日常生活に痛みが出ます。
時には腫れたり熱を持つことがありますが、休んでいると痛みがなくなり運動を始めると痛みが再発することが特徴です。

 大腿四頭筋(太もも前面の筋肉)は、骨盤から膝のお皿を経由して脛骨粗面に付着し、膝を伸ばす力として働きます。
この膝を伸ばす動作(走る・蹴る・跳ぶなど)の繰り返しにより筋肉が硬くなり脛骨粗面に負荷がかかり続ける為、骨が突出したり痛みを発する原因となります。成長期の時期は、骨の成長に筋肉が追い付いていないことも要因の1つです。

 成長期に起こる一過性の症状なのである程度成長が落ち着けば多くは改善しますが、痛みがあるうちはスポーツや痛みのある動作をしないようにします。進行すると日常的に痛みが出たり、最終的に剥離骨折に到ることがあります。

 症状を和らげるためにも安静にしながら大腿四頭筋のストレッチやマッサージを行い柔軟性を高め、症状が軽くなれば筋力強化をすることで成長に負けない体を作ります。
痛みが消失すると軽い運動から再開し徐々にスポーツ復帰できるようになります。復帰後も再発の可能性はありますので経過観察が必要になるでしょう。

 お子様をお持ちの方で成長痛にお困りの方は一度同心整骨院にご相談下さい。

投稿者 同心整骨院

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